高校1年生がこれから勉強していくのに役立つ7つのヒント 3【音読】

松尾芭蕉のことばで
俳句をつくる心得のひとつとして、
次のことばを残しています。

『句調はずんば、舌頭に千転せよ』
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「 俳句のかたちが、整わないときには、
その句をなんかいも、様々に変化させて、
音読してみなさい 」という意味である。

 

■目次

音読の効用
様々に変化させることの意味
今回の勉強法のまとめ

 

音読の効用

この松尾芭蕉のエピソードでは、
音読することで、なにかしっくりこない場合でも、
みえてくるものがあるので、それを知るためにも、
音読しましょうということです。

 

これは、俳句として、
音読した時に、あまりしっくりこないものは、
やはり、完全ではないということを
あらわしているのですが、
同じことが、勉強にもいえる教科があります。

 

それは、国語や、英語といった、
「ことば」の教科であります。

 

こういった教科は、
「ことば」である以上、
音読してみると、いい、わるい、
もしくは、その他のことがわかってきます。

 

そもそも言葉である以上、
話した時に、スムーズに話せなくてはならないのです。

 

それが、「ことば」なのです。

 

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様々に変化させることの意味

 

つぎに、松尾芭蕉は、
『 千転せよ 』 といっています。

 

いろいろな形を検討して、
詠んでみなさいということですが、
この、『 様々な形を検討 』するには、
ある程度の知識が必要なのです。

 

ある言葉を他の言葉でいいかえるとしても、
他の言葉をしらなかったら、
そもそも言い換えることも出来ません。

 

 

そして、言葉をしらなかったとして、
『 では、うまく描写しましょう 』といったところで、
そのものを描写する言葉の知識がなければ、
描写できません。

 

 

要は、様々な検討をするにしても、
ある一定以上の知識が必要であるということです。

 

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今回の勉強法のまとめ

 

【音読】

英語や、国語と言った教科においては、【音読】が有効である。

 

【千転せよ】

様々な検討をするにしても、知識もある一定以上必要である。

今回のことを
受験勉強におきかえるのであれば、
暗記一辺倒もダメですが、
ある程度暗記も必要だということです。

 

そして、読み書きばかりでも
よいのですが、【音読】といったことも
ためしてみると、理解がすすむことがあるということは
受験勉強をすすめていく上で、知っておいて損はないでしょう。

 

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