高校1年生これから勉強していくのに役立つ7つのヒント 2【文章】

 

欧陽 修(おうよう しゅう)という、
中国の文学者であり、政治家である人がいる。

この人の【文章上達秘訣】として、
有名な【三上・三多】ということばがあります。
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歐陽 修という文学者は、
1007年生まれなので、
約1000年も前の方なのですが、
【三上・三多】として、
いまでも、語り継がれている事自体が、
この【三上・三多】
発想の秘訣・文章上達秘訣として、役立つものであることを物語っています。

■目次

文章上達の秘訣【三上】
文章上達の秘訣【三多】
今回の勉強法のまとめ

 

文章上達の秘訣【三上】

まず、【三上】とは、
『 良い考えの生まれやすい状況のこと。』 を言います。

具体的には、馬上、枕上、厠上。

今の言葉になおせば、
それぞれ「乗り物に乗っている時」、「ふとんで、寝ている時」、「トイレの中」

となります。

『トイレの中』でいい発想がうまれた!!

なんていうのは、よく言う話ですね。
いまも、昔もこうしたことはかわりません。

 

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文章上達の秘訣【三多】

次に、【三多】とは、

『 文章上達の秘訣。』 をあらわしています。

具体的には、看多、做多、商量多。

現代の言葉におきかえると、
それぞれ「多くの本を読むこと」、「多く文を作ること」、「多く工夫し推敲すること」

 

となります。数稽古ではありませんが、

 

「多くの本を読むこと」は、多くの見本をみることに
つながっていますし、

 

「多く文を作ること」は、孫子の「実践に勝る練習なし」と同じで、
数多く、実際につくってみることの重要性をうたっています。

 

「多く工夫し推敲すること」というのは、
まさに、文章を洗練させるには、重要なこととして、
現在もおおくの方が、推敲の重要性を説いています。

 

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今回の勉強法のまとめ

 

□【三上】・・・良い発想が生まれる場所

「乗り物に乗っている時」、「ふとんで、寝ている時」、「トイレの中」

 

□【三多】・・・文章が上達する秘訣

「多くの本を読むこと」、「多く文を作ること」、「多く工夫し推敲すること」

 

 

受験勉強におきかえるのであれば、
発想が行き詰まったら、
場所をかえて、電車の中で考えるとか、寝てしまうとか、トイレに入るといったことを
してみるとよいでしょう。

 

そして、例えば数学ですが、
多くの問題に当たること、
そして、
多くの解答を考えること。
そして、
それぞれの解答の別解を色々と考える、といったこと
考えられるでしょう。

 

こうした基本的な考え方をしておくと、
大学受験合格というおおきな目標を達成できる基礎となります。
ぜひ覚えておきましょう。

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