ビリギャルに学ぶ東大・京大の大学受験に合格するための勉強法【芥川龍之介】
学年ビリのギャルが1年で偏差値を40あげて
慶応大学に現役合格した話をまとめたのが映画、ビリギャルです。
今回もビリギャルから学べる
東大・京大の大学受験に合格するための
勉強方法のコツをまとめたいとおもいます。
今回のテーマは、思考の【芥川龍之介】です。
ビリギャルは、勉強を小学校4年生以来
まったくしていなかった。
そのこともあり、ある程度の伸びを示すのですが、
ある時期に、壁にぶつかったと坪田先生に言われる場面があります。
そこで、どのように
打開したのかが今回のテーマ
ちなみに、映画のなかでは、ビリギャルは、
つぎのようなことをいいます。
芥川龍之介のご両親は
きっと『中日ファンだったに違いない・・・』
なぜなら、『龍』という字がはいっているから!!
といった、ちょっとずれた勘違いをするのですが、
本質的には、そういった、ちょっとしたことに、
気をむけていくのは大事なことです。
重要な勉強法
ビリギャルから学べる
重要な勉強法として、本を読むがあります。
ビリギャルの映画で、坪田先生が、
壁にあたったビリギャルに対して、
『根本的な知識不足』を指摘して、
それを打開する打開策の一つとして
提示したのが、本をよむということです。
私自身は理系だったのですが、
偶然にも、ビリギャルに推薦された本は、
わたしは、小学校くらいの時に読んだ本だったのです。
読んでいる時は、
たまたま読んだだけだったのですが、
いまさら考えると、基礎知識を得るのには、
芥川龍之介の本などは、良い本だったのだとおもわれます。
ちょっと意識することが必要ですが、
一つの表現をとっても、なぜ他の言葉でなく、
その言葉で表現したのか?など考えていくと
語彙も増えていくとおもいます。
なぜこの勉強法がよいのか?
たとえば、芥川龍之介の
羅生門の最初の2,3行をみてみましょう。
ある日の暮れ方のことである。
一人の下人が羅生門の下で雨止みをまっていた。広い門の下は、この男の他にだれもいない。
ただ、ところどころ丹塗の禿げた大きな丸柱に
キリギリスが一匹泊まっている。羅生門が朱雀大路にある以上は
この男以外にも・・・
たったこれだけの行ですが、考えることはたくさんあります。
まず、ひとつめ
『暮れ方』との記載。これは、夕方ではダメだったのでしょうか?
なぜ、『暮れ方』なのでしょう?
『暮れ方』とは、辞書によれば、
『日の暮れる頃。夕暮れ時。夕方。年・年代・季節などの終わり』
とあります。
素直に、夕方といえば良いとも思うところですが、
芥川龍之介は、あえて、『暮れ方』という表現をつかったわけです。
たしかに、『夕方』というよりも、『暮れ方』という方が、
日がおちてきている風景がより鮮明にうかびます。
それは、『暮れる』という動詞がはいっているからなのかもしれません。
真相はわかりませんが、
こういった、一つの行に注目するだけでも、
そして、なぜ、その言葉だったのかを考えるだけでも、
知識、つまり語彙も増えていきます。
そして、こうしたちょっとしたことに
疑問を持つ癖をつけておくと、
問題作成者の意図を簡単にくみとることができるようになります。
問題作成者というのは、そういった
ちょっとしたこと、ちょっとした表現に着目することが多いからです。
今回の勉強法のまとめ
【龍之介】の勉強法。
『一つの文、一つの言葉を
大切に考え、なぜ、その文、その言葉だったのか? 』を必ず考える!!
そうすることで、簡単に、語彙がふえていきます。
なぜ、その表現なのか?
他の表現はなかったのか?
自分ならどう表現するか?
などなど、いくつも考えていくと、
よいとおもわれます。
しかし、この勉強法は、高校3年生になってからだと
あせってしまい、こういった時間のかかる勉強法はとりにくくなります。
なので、かならず、こういった重要な勉強に関しては、
1日のうちの午前中に済ましてしまいましょう。
これは重要なことなのですが、
その日のうちに一番大切で、必ずやろうと思っていることから、
始めることをおすすめします。
大抵の人は、重要なことを後回しにしがちです。
そうではなくて、重要なことから、
しかも時間のかかることから、じっくりと
勉強していきましょう